DHミーティング(^_^)/

DHミーティング(^_^)/

2020/03/01

こんにちは!なかおか歯科こども歯科、衛生士の青木です。

3月になり少しずつ暖かい日が増えてきましたね。

今日は、月に一度行われている、DH(歯科衛生士)ミーティングのことをお話しします。

 

ミーティングの内容は特に決まってはいませんが、前の月に次回やりたいことなど決めています。主に、DHのみんなで、知識や情報の共有、新人教育や、新しい知識を増やす為の勉強会、困っていることがないか、など、話し合っています。

 

今回は、先日のミーティングの内容「フッ素」「キシリトール」「リカルデント」「L8020乳酸菌」のご紹介しますね!

 

<フッ素>

フッ素は歯の表面のエナメル質の結晶(アパタイト)に取り込まれます。すると、耐酸性が増すと言われています。

虫歯の原因は菌が出す酸なので、耐酸性が増すと虫歯になりにくい歯になるということです。

また、酸に溶けてしまった表面を再び結晶化する再石灰化を早める作用があります。ここで、再石灰化で使われるミネラルは唾液から取ります。

フッ素には抗菌作用もあります。

最も効果が高いのは、永久歯が生えてからすぐの時にフッ素を使用すると、その永久歯はフッ素を多く取り込みますので、耐酸性の強い歯になると言われています。

再石灰化を促進させて歯を強くする。

~歯の原料(カルシウムとリン)の運び屋さん~

 

<キシリトール>

キシリトールは人工的に作られた糖アルコールと呼ばれるものです。

甘さはショ糖とほとんど変わらず、虫歯の原因菌が取り込んでも酸を出しません。そればかりか、キシリトールを取り込んだ菌はおなかいっぱいになり、その後にショ糖をあたえても、ショ糖を取り込みにくく酸を出しにくいという性質があります。

虫歯菌(ミュータンス菌)に虫歯の原因となる酸を作らせない。

 

<CPP-ACP(リカルデント:緩衝剤)> MIペースト

再石灰化を進めるために必要なミネラルが入っています。

歯に脱灰した場所があり、唾液のミネラルだけでは足りないと、再石灰化は進みません。それを補ってくれるのがCPP-ACP(リカルデント)です。

歯の原料となるカルシウムやリンを補給してくれる~歯の原料そのもの~

 

≪まとめ≫

カルシウムのリン酸イオンがないと、フッ素だけでは再石灰化にはつながりません。フッ素はあくまで、カルシウムとリンの運び屋さんであり、歯の原料のカルシウムとリンがあって効果を発揮します。

(MIペーストでカルシウムとリン酸イオンを補うことができます。)

フッ素とMIペーストを使用することによって、「再石灰化」の効果を発揮できます。

 

<L8020乳酸菌>

L8020乳酸菌とは、歯周病、虫歯になったことのない健康な子供の口の中から発見された、ヒト由来の乳酸菌です。

歯周病菌・虫歯菌の発育を阻止する、制菌効果のある乳酸菌の一種で、ヒトの口腔内から5種類の歯周病菌と虫歯菌・カンジダ菌を効果的に抑制し、口腔内環境を健康に保ちます。

 

DHにとって、知っててあたりまえのことでも、みんなで再確認、新たに調べて勉強することによって、またそこから新しい発見をすることができます。

月に一度のDHミーティングは毎回とても有意義な時間になっています。

そして、患者さんのみなさまに、少しでもお役に立てればいいなと思っております。(^_^)/

 

 

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