おすすめの、サホフロス!!
こんにちは、歯科衛生士の青木です。
少しずつ暖かくなり始め、嬉しいのと同時に、花粉症持ちの私としては花粉も飛び始めつらい季節になってきましたが、みなさんは大丈夫ですか?
今回はサホフロスについて、お話ししたいと思います。
まずは、みなさんサホライド(フッ化ジアミン銀という、フッ素と銀を主成分とするもの)はご存じですか?
古くから日本では虫歯予防効果の高い塗布薬として使用されてきましたが、虫歯の部分に入り込むことで歯を黒く変色させるため、審美性に欠けるとの理由で最近はやや敬遠されていました。
・・・が、実はサホライドの虫歯予防効果はとっても高く、近年その効果に再度注目が集まっています。
サホライドには虫歯の進行を抑える効果があり、乳歯の初期むし歯に塗布することにより、進行を抑制することができます。
<メリット>
・虫歯の進行をおさえてくれるので、歯を削らなくてすみます。
・塗布するだけなので、お子様に余計な不安や恐怖、痛みを感じさせません。
<デメリット>
・塗布すると歯に銀が沈着して、色が黒くなってしまいます。
・美味しくありません。><
当院では虫歯になりやすい歯の溝を埋めるシーラントに加え、”サホフロス”という歯と歯の間の予防処置もあわせておすすめしています。
乳歯列期の一番奥の歯とその隣の奥から二番目の歯と歯の間はとても虫歯になりやすい場所です。そして虫歯になっていても初期のうちはなかなかみつけにくい場所でもあります。
そこで、糸ようじ(デンタルフロス)にサホライドを染み込ませ、歯と歯の間に塗布することで、初期むし歯にたいしての進行抑制効果が期待できます。むし歯のない歯であれば反応して色が黒くなることはありませんので、黒くなってしまった場合は同時にむし歯の証明にもなります。
歯は削ってしまうと治療をしても元には戻りません。シーラントとサホライドを上手に使って、乳歯が永久歯にその役割をしっかり引き継げるよう、サポートしてきたいと思います。
興味のあるかたは是非スタッフに声をかけてくださいね(^_^)/