唾液の働き
こんにちは
歯科衛生士の永田です(^^)
桜の季節がやって来ました🌸
昼間は暖かく、夜間は寒いという日が続いていますので、気温の変化で体調を崩さないように気をつけてくださいね!
今日は、私が最近調べた唾液の働きについて皆さんにもお伝えしようと思います。
皆さんは唾液の働きをいくつご存知ですか?
唾液には様々な働きがあります。
1、消化作用
アミラーゼ(酵素)がデンプンを分解して、胃で吸収されやすい状態にします。
2、自浄作用(洗浄作用)
歯と歯の間に挟まった食べかすを洗い流してくれます。
3、抗菌作用(殺菌作用)
細菌の増殖や、体内に侵入するのを防いでくれます。
4、緩衝作用
食事により酸性に傾いた口腔内を中性に戻してくれます。
5、潤滑作用
食べ物を飲み込みやすくしたり、発音を滑らかにしてくれます。
6、粘膜保護作用
頬や唇など柔らかい組織を守ってくれます。
7、再石灰化作用
飲食によって溶けかかった歯面の修復をします。
8、排出作用(排泄作用)
毒素や異物に唾液がまとわりついて、排出しやすくします。
9、味覚作用
唾液に溶け込んだ食べ物の味成分を、舌にある味蕾という組織が感じとってくれます。
唾液にはこんなにたくさんの働きがあり、私達の身体を守ってくれています。
唾液は加齢的な影響を受けやすい性質があるため、30代をピークにして減少し始めます。
唾液が減少すると先程の素晴らしい働きが失われてしまい、更には、口が渇く、食べ物が飲み込みにくい、味がわからない、口臭がする、話しにくい、根元の虫歯になりやすい、、、などの様々な症状が出やすくなります。
もちろん、唾液の分泌量を増やす方法はあります!
よく噛んで食べる
リラックスして過ごす
口の体操やマッサージ
にっこり笑顔を意識する
水分補給をこまめにする
歌を歌う
酸味のある食べ物を食べる などです。
これらはすごく簡単で日々の生活の中に取り入れやすいと思うので、何か症状を感じる方がいれば、是非試してみて下さい!